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正倉院 鳥毛立女屏風(しょうそういんとりげりつじょのびょうぶ)

「国家珍宝帳」記載の奈良後期の画屏風。唐風の美女を樹下美人図の図様に従って立ち姿と座り姿の3扇ずつで表す。現在はデッサンのみの衣服の部分から日本産のヤマドリの羽毛の断片や切り整えた跡が発見され,「鳥毛」の名のとおり当初は鳥の羽毛を貼付していたらしい。第5扇の下貼に天平勝宝4年(752)の反古紙(ほごがみ)が使われており,制作時期の上限となる。屏風は縦135.7~136.5cm,横56.0~56.5cm。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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