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尚真(しょうしん)

生没 1465~1526.12.11 琉球王国の第二尚氏王統3代目の王(在位1477~1526)。在位50年は歴代国王中最も長い。王朝の開祖尚円の長男で,12歳で王位につく。中国(明朝)との貿易を活発にし,その財力で王国の基盤を固めた。王を頂点とする組織体制を強化し,地方役人制度も刷新した。各地で隠然たる勢力を保持する按司(あじ)(豪族)層を首里(しゅり)に強制移住させ,神女組織を編成して宗教を統制するなど斬新な施策を推進。首里城の増築,王家の菩提寺である円覚(えんかく)寺や王家墓(玉陵(たまうどうん))の創建など幾多の造営事業も手がけた。治世中は王国が最も充実した時期で,琉球の黄金時代と評される。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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