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上州絹一揆(じょうしゅうきぬいっき)

1781年(天明元)江戸幕府が上野・武蔵両国10カ所に絹糸貫目改会所を設置し,織物や糸の取引のたびに改料を徴収しようとする政策に反対した一揆。参加村落は西上州一帯に広がり,支配領域をこえて結集した広域闘争の一つ。会所撤廃を訴願する一方,上野国小幡・吉井・藤岡・新町・倉賀野などで同会所設置を画策した豪商農宅を打ちこわし,高崎城下へ押し出した。それに対し高崎藩は鎮圧のために発砲,即死者を出した。その後も打ちこわしは散発的に展開するが,幕府が改会所設置を取り消したことで終息した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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