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上円下方墳(じょうえんかほうふん)

2段築成の古墳で,平面形が上段は円形,下段は方形のもの。類例は少なく,奈良県石のカラト古墳,静岡県清水柳(しみずやなぎ)北1号墳,埼玉県宮塚古墳などが知られる。7~8世紀の造営と考えられ,1辺20m前後の小型のものが多い。埋葬主体は横穴式石室・石棺式石室などで,清水柳北1号墳では火葬骨を納めたと考えられる石櫃(いしびつ)が発見された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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