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淳仁天皇(じゅんにんてんのう)

生没 733~765.10.23 在位758.8.1~764.10.9 天武天皇の孫で,舎人(とねり)親王の第7子。母は当麻山背(たいまのやましろ)。名は大炊(おおい)王。姻戚関係を通じて藤原仲麻呂の庇護をうけ,757年(天平宝字元)皇太子道祖(ふなど)王が廃された後,仲麻呂に推されて立太子し,翌年孝謙天皇の譲位をうけて即位。しかし762年には孝謙太上天皇との間に不和が生じて権力を奪われ,764年,恵美押勝(えみのおしかつ)(仲麻呂)の乱の直後に皇位を廃されて淡路に移された。このため淡路公(あわじのきみ)・淡路廃帝とも称される。翌年逃亡に失敗して同地で没した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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