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入木抄(じゅぼくしょう)

「筆法口伝」「入木道手習書」とも。書道指導書。尊円(そんえん)入道親王著。1352年(文和元・正平7)に後光厳(ごこうごん)天皇に奏覧。入木とは,日本での書道の異称で,王羲之(おうぎし)が書くと墨が木板に3分しみこんだ故実による。「入木口伝抄」をもとに,書道心得とその稽古方法,手本の可否,用紙や筆・墨の選定など20項目にわたり詳細に解説,日本書道史の変遷なども簡略にのべる。「群書類従」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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