1. 用語
  2. 日本史 -し-
  3. 主政(しゅせい)

主政(しゅせい)

律令制下の郡司の判官(じょう)。大宝令の定員は大郡3人,上郡2人,中郡1人(下・小郡はなし)。739年(天平11)5月に減員され,大・上郡にのみ各1人となったが,757年(天平宝字元)の養老律令施行後,まもなく令規に復したらしい。選叙令では「強く幹(つよ)く聡敏にして,書計に工なる者」をとれとあって,郡内の事務を担当した。長官(かみ)・次官(すけ)である郡領(大・少領)とは地位も出自も格段に異なる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう