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祝祭日(しゅくさいじつ)

古くは宮中祭祀の五節会(ごせちえ),武家社会の五節供(ごせっく)などが重んじられた。明治政府は1873年(明治6)10月「年中祭日祝日等ノ休暇日」を布告し,広く国民が祝うべき国家の祝日および皇室の大祭日を,1月3日元始祭,1月5日新年宴会,1月30日孝明天皇祭,2月11日紀元節,4月3日神武天皇祭,9月17日神嘗(かんなめ)祭(79年に10月17日に変更),11月3日天長節,11月23日新嘗(にいなめ)祭と定めた。以後78年に春季・秋季皇霊祭(春分・秋分),79年に四方拝(しほうはい)(1月1日)が加えられ,のち天皇の代替りにより天長節・先帝祭は変更され,1927年(昭和2)には明治節(11月3日)が定められた。これらは48年7月に廃止され,かわって「国民の祝日」(現在までに15,2016年から16)が制定された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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