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十便十宜図(じゅうべんじゅうぎず)

池大雅(いけのたいが)・蕪村(ぶそん)の連作になる日本の南画画冊中の名品。十便十宜詩は中国の明末・清初の文人李笠翁の別荘伊園での生活がいかに便宜であるかをうたったもので,大雅が日常生活の便利さ10種を,蕪村が自然のすばらしさ10種を描く。蕪村の図に1771年(明和8)の年紀があり,この頃尾張国鳴海の酒造家,下郷学海の求めに応じて制作された。紙本淡彩,各縦17cm,横17cm。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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