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拾遺往生伝(しゅういおうじょうでん)

「日本拾遺往生伝」とも。平安時代,三善為康(みよしのためやす)が著した往生伝。3巻。本来1巻だったが中・下巻が順次編集された。大江匡房(まさふさ)「続本朝往生伝」の後をうけ,95人の伝記を収める。「本朝法華験記」にもとづく記事が多い。往生者の没年の最下限は1111年(天永2)で,「続本朝往生伝」の成立(1101年頃か)以後,この頃までに編集されたか。慶政(けいせい)の奥書をもつ真福寺蔵本は重文。「日本思想大系」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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