文書に朱色の印肉を使って押した印。古代の官印はすべて朱印であったが,戦国大名もさかんに朱印を使用した。駿河国の今川義元の「如律令」を円で囲んだ印,相模国の北条氏の「禄寿応穏」を方形で囲み上部に虎をつけた印,甲斐国の武田氏の竜を円で囲んだ印,織田信長の「天下布武」を楕円で囲んだ印などが知られる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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