1932年(昭和7)5月5日,第1次上海事変を収拾した日中間の停戦協定。同年1月末に上海で始まった日中両軍の衝突事件は日本軍が苦戦の末,2月末に中国軍を撤退させた。列国権益の集中する上海での戦闘に,混乱を恐れた英・米・仏などが停戦を斡旋,3月24日に停戦会談が実現した。交渉は難航し,中国は国際連盟19人委員会に付託,同委員会案を連盟総会が可決して急速に妥結にむかった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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