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シャクシャインの戦(シャクシャインのたたかい)

1669年(寛文9)シャクシャインの蜂起に呼応したアイヌが蝦夷地内の交易船や鷹待・金掘を襲撃した,松前藩に対するアイヌの近世期最大の蜂起。273人(または355人)の和人が殺害されたといわれる。背景には商場(あきないば)知行制の展開による不等価交換や自由交易の制限への不満があった。幕府は松前藩主の一族で旗本の松前泰広を下向させ,「蝦夷征伐」の指揮をとらせた。また弘前藩に出兵を命じ,杉山八兵衛以下700人余が渡海。松前藩は幕藩権力を後ろ楯として蜂起勢に圧力をかけ,和睦とみせかけてシャクシャインらを謀殺。この戦の鎮圧により,松前藩のアイヌに対する支配がいちだんと強化された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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