島津忠久(しまづただひさ)
生没 ?~1227.6.18 鎌倉前期の武将。従五位下・豊後守。島津氏の祖。惟宗(これむね)姓。源頼朝の子で惟宗広言の養子とする説もあるが,近衛家の家司(けいし)惟宗氏の出身とする説が有力。頼朝に仕え,1186年(文治2)薩摩国島津荘地頭となる。97年(建久8)薩摩・大隅両国の守護となり,日向国守護も兼ねるが,1203年(建仁3)比企(ひき)氏の乱に連坐し所職を没収される。のち薩摩国については回復し,21年(承久3)には越前国守護に任じられた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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