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シベリア抑留(シベリアよくりゅう)

第2次大戦の敗戦により満州・北朝鮮・樺太・千島列島の日本軍人・満蒙開拓団農民・満州国関係職員などがソ連に抑留されて各地で強制労働に従事したこと。ソ連軍による武装解除後,シベリアを中心とする各地の収容所に送られ,鉄道建設,炭鉱,道路工事,農作業などの労働をさせられた。待遇は苛酷なもので,抑留者約57万~70万人のうち約1割が死亡したと推定される。抑留者は1946年11月に成立した「引揚げに関する米ソ暫定協定」に従って,12月にナホトカから引揚げを開始,50年4月末までにほぼ帰国を完了した。2009年までに旧ソ連から引き渡された抑留中死亡者名簿登載者は約5万5000人。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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