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渋川氏(しぶかわし)

中世の武家。清和源氏。足利泰氏の子兼氏(義顕)が上野国渋川荘(現,群馬県渋川市)を領して渋川氏を称したのに始まる。兼氏は御家人として鎌倉幕府に仕えた。曾孫義季(よしすえ)は宗家足利氏に従って活躍し,中先代(なかせんだい)の乱で戦死。その女幸子は将軍足利義詮(よしあきら)夫人として隠然たる勢力をもった。義行・満頼以下,代々九州探題に任命されたが,めだった治績はなく,1534年(天文3)義長のとき大内氏に攻められ滅亡。子孫は近世になって鍋島・大村両氏に仕えた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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