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志苔館(しのりだて)

志濃里館・志海苔館とも。北海道函館市にあった道南十二館の一つで,中世後期の和人の館。コシャマインの乱の舞台となった。土塁で方形に囲まれた単郭の縄張で,西側に2本の堀切を配し,虎口(こぐち)を設ける。眼下に港をもち,アイヌとの中継貿易が指摘されている。付近で大甕3基,37万枚余の北宋銭を主とする銭が発見された。国史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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