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品川宿(しながわしゅく)

東海道の宿駅(現,東京都品川区)。中世以来品川湊を中心に繁栄。1601年(慶長6)東海道初宿に指定。そのため諸大名をはじめとする公用通行も多く,負担も多大であった。宿場は北品川宿・北品川歩行(かち)新宿,南品川宿・南品川猟師町に分かれる。1843年(天保14)の町並19町40間余,人口6890人,家数1561軒,うち本陣1・脇本陣2・旅籠屋93,定人馬100人100疋,うち定囲5人5疋・臨時御用囲25人15疋。遊所としても有名で,1764年(明和元)飯盛女(めしもりおんな)が500人まで認められたが,規定は守られなかったようで,旅籠屋の主人らが検挙されたこともある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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