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賤ケ岳の戦(しずがたけのたたかい)

1583年(天正11)4月,近江国賤ケ岳(滋賀県長浜市)付近での羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家の合戦。3月に両軍は北近江で対陣したが,岐阜で挙兵した織田信孝を討つため,4月16日,秀吉は大垣城に入った。その間隙をついて勝家が羽柴軍を襲い,秀吉は急ぎ賤ケ岳に戻り柴田軍を撃破。その折の秀吉の馬廻(うままわり)の七本槍の勇戦は有名。勝家は越前国北庄(きたのしょう)に戻るが,24日総攻撃をうけ,夫人の小谷(おだに)の方らとともに自刃。秀吉は織田信長の後継者の地位を確立した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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