1886年(明治19)に発覚した静岡県の旧自由党党員を中心とした政府大官暗殺計画事件。急進派自由民権運動家による一連の政府転覆計画事件の最後をなす。政府打倒の武装蜂起計画を立て,軍資金獲得のため静岡県内各地で強盗などを働いたが,やがて大臣暗殺に計画を変更,86年7月,箱根離宮落成式の際に実行しようとしたが,準備中に一斉検挙された。捕縛者は100人余に及び,うち中心となった25人が有期徒刑に処せられた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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