地震研究所(じしんけんきゅうしょ)
1925年(大正14)に設立された世界唯一の地震研究機関。地震の予知・被害防止の研究を目的に,1891年(明治24)震災予防調査会が設立されたが,なお活動成果が不十分なため,関東大震災を契機に1924年東京帝国大学に地震学科がおかれ,翌年地震研究所が同大学付属機関として設置された。世界の地震学研究の中心的存在であり,日本各地に地震・地殻変動・地磁気・火山などの観測所をもつ。2010年には全国共同利用・共同研究拠点となり,地震・火山現象の解明と予知の研究を推進している。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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