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資人(しじん)

「とねり」とも。古代,貴族に対して位階・官職に応じて支給される従者。本主に近侍して雑務に従った。令制では,一位100人から従五位20人までの位階に応じた位分資人と,太政大臣300人から中納言30人までの官職に応じた職分資人にわかれる。軍事的に重要な国の者を資人にとることや,内八位以上の子を位分資人にとることは禁じられた。庶人は競って官人への道を求め,課役を忌避するため王臣に仕えて資人になろうとつとめた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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