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時習館(じしゅうかん)

肥後国熊本藩の藩校。2年前に開設した学寮を1754年(宝暦4)拡張し,城内二の丸に設立。秋山玉山が初代教授で,朱子学・古学併立であったが,しだいに朱子学に統一。藩士の子弟のみでなく庶民の希望者の入学も許した。経費は学料新地として新田を開き,藩費でまかなった。学科は漢学・習字・習礼・算法・音楽・故実・諸武芸。維新期には保守派のいわゆる学校党の本拠となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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