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時衆(じしゅ)

僧俗の衆のことで,比丘(びく)・比丘尼の出家2衆と,優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)の在家2衆をいう。また昼夜6回念仏を勤行(ごんぎょう)する六時念仏衆の略でもある。中国浄土教の大成者善導が使用したことにちなみ,一遍は念仏をともにする同行の者を時衆とよんだ。以後,教団の名称となり,近世に時宗と公称された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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