資治通鑑(しじつがん)
中国の編年体の代表的歴史書。294巻。北宋の司馬光(しばこう)ら撰。1084年完成。戦国初年の前403年から五代末の959年に至る通史。名分論にもとづき南朝を正統とし,外国との関係も重視。撰者と学者が協力して記事を選定した内容には定評があり,考証の過程を記した「資治通鑑考異」は逸文の引用も豊富で,本書の価値を高める。また南宋の袁枢(えんすう)による本書中の事件ごとに顛末をまとめた「通鑑記事本末」がある。中華書局標点本がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう