重野安繹(しげのやすつぐ)
生没 1827.10.6~1910.12.6 明治期の歴史学者。鹿児島藩の郷士出身。号は成斎。藩校造士館助教ののち文部省に入り,修史館1等編修官・同編修副長官。「大日本編年史」の編纂にあたり史料にもとづく実証主義史学を説く。臨時編年史編纂掛委員長兼帝国大学文科大学教授,史学会初代会長,貴族院勅選議員などを務めた。晩年は史学界の長老として重きをなす。漢詩人としても名高い。著書「赤穂義士実話」「国史眼」(共著),「重野博士史学論文集」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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