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直播法(じきまきほう)

稲作で種籾(たねもみ)を直接に水田へ播種する栽培法。日本では苗代で苗を育ててから本田に移植する田植法が一般的だが,中国大陸から日本列島に稲作が伝来した時点では,両者が同時にもたらされたと考えられる。直播法はおもに川や水辺に近い排水困難な湿地帯で採用された。近年まで関東南部の湖沼付近の水田や谷津田(やつた)で行われ,スジマキあるいは摘田(つみた)といった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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