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詞花和歌集(しかわかしゅう)

第6番目の勅撰集。藤原顕輔(あきすけ)撰。崇徳(すとく)上皇の下命。1151年(仁平元)頃の成立。「金葉集」と同じく10巻で,歌数は409首と勅撰集では最も少ない。曾禰好忠(そねのよしただ)・和泉式部・大江匡房(まさふさ)・源俊頼(としより)らが多く入集。「後拾遺集」期の歌を重視している。古来,玉石混交と評される。藤原教長(のりなが)「拾遺古今」(散逸),同為経(寂超)「後葉和歌集」は「詞花集」を批判した撰集。「新日本古典文学大系」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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