駿府町奉行(すんぷまちぶぎょう)
江戸幕府の職名。駿府の警衛,町方の行政・裁判を担当。初期には周辺幕領の民政にもたずさわった。大御所徳川家康が駿府に入って創置。徳川頼宣・同忠長の時代には廃止されたが,1632年(寛永9)3度目の幕府直轄化にともない2人をおき,1702年(元禄15)から1人役となった。妻子をともなって赴任し,5~6年に1度江戸に参府。役高1000石。役料500俵。老中支配。芙蓉間席。与力・同心・水主(かこ)が付属した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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