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住吉派(すみよしは)

江戸時代の画派。1662年(寛文2)土佐光吉(みつよし)・同光則門人の土佐広通(ひろみち)(住吉如慶(じょけい))が,後西(ごさい)天皇の勅命で鎌倉中期の画家,摂津国住吉の慶忍(けいにん)の家系を再興するため住吉姓を名のったことに始まる。如慶の長男広澄(住吉具慶(ぐけい))のとき江戸に招かれ,幕末まで幕府に仕えた。京都の土佐派に対し,江戸にやまと絵を広める役割をはたした。18世紀後半には,その門人が板谷派および粟田口派をおこした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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