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住吉大社(すみよしたいしゃ)

大阪市住吉区住吉に鎮座。式内社・二十二社上社・摂津国一宮。旧官幣大社。祭神は住吉三神(底筒男(そこつつのお)命・中筒男命・表(うわ)筒男命)。神功皇后が三韓出兵の帰途に和魂(にぎみたま)を祭ったのを創祀とし,765年(天平神護元)に社殿が造営されたと伝える。古くから朝廷に信仰され,806年(大同元)従一位に叙された。海の神・航海の神であるとともに,畿内の堺の神として西からの災を払う性格も付与され,和歌の神としても信仰された。神主は古来から津守氏が継承。例祭は7月31日。住吉造の本殿は国宝,6月14日の御田植神事は国重要無形文化財。「住吉大社神代記」など重文の宝物を多数所蔵。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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