スバル

明治末~大正期の詩歌を中心とした文芸雑誌。1909年(明治42)1月創刊,13年(大正2)12月終刊。「明星」廃刊後,同誌に関係した石川啄木・平野万里・吉井勇らが中心となり,平出修が財政上の負担をして創刊した。主要な同人は木下杢太郎(もくたろう)・北原白秋・高村光太郎ら。自然主義全盛の時代にあって,耽美(たんび)主義勃興の先駆となる。また森鴎外が指導的役割をはたしており,鴎外のこの時期の主要な作品を掲載。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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