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崇徳天皇(すとくてんのう)

生没 1119.5.28~64.8.26 在位1123.1.28~41.12.7 讃岐院とも。鳥羽天皇の第1皇子。名は顕仁(あきひと)。母は藤原公実の女待賢門院璋子(しょうし)。後白河天皇の同母兄。1123年(保安4)5歳で立太子し,即日,父鳥羽の譲位により践祚したが,これは曾祖父白河法皇の意志によるものであった。41年(永治元)父により異母弟近衛天皇に譲位させられ,さらに近衛の死後も後白河・二条天皇父子が擁立されたため,みずからの皇子への皇位継承は望みを絶たれる。56年(保元元)父の死の直後に後白河方との合戦に及ぶが敗れ(保元の乱),讃岐国に配流された。配所で死去したため怨霊として恐れられた。実の父を白河天皇とする説が「古事談」にみえるが,真偽は不明。和歌に秀でる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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