1. 用語
  2. 日本史 -す-
  3. 鈴鹿関(すずかのせき)

鈴鹿関(すずかのせき)

古代,伊勢国に設置された関。三関(さんげん)の一つ。「日本書紀」の壬申の乱の記事に「鈴鹿関司」とあるのが史料的初見で,天智朝の設置と考えられる。「続日本紀」によると,内城・外城にわかれ,あるいは東城・西城の区分があったらしい。関跡は現在の三重県亀山市関町に比定され,2006年(平成18)から発掘調査が行われている。三関は789年(延暦8)に廃止されるが,その後も固関(こげん)の対象となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう