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図書寮(ずしょりょう)

大宝・養老令制の中務(なかつかさ)省被管の官司。儒教や仏教の経典を中心に,宮中の書籍を管理した。国内の記録を集積して国史の編纂にもかかわり,中国から書物のかたちで輸入した情報や,国内のさまざまな情報を国家的に管理する部局でもあった。仏像を保管し宮中での法会(ほうえ)に供したほか,諸国からの進上や寮内の労働力を使って作らせた紙・筆・墨を管理し,これを諸司に分配したり,寮内で書籍を写したりした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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