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崇峻天皇(すしゅんてんのう)

記紀系譜上の第32代天皇。6世紀後半に在位という。泊瀬部(はつせべ)天皇と称する。欽明天皇の皇子。母は蘇我稲目(いなめ)の女小姉君(おあねぎみ)。異母兄の用明天皇の死後,同母兄の穴穂部(あなほべ)皇子を天皇に推す物部守屋(もののべのもりや)と蘇我馬子(うまこ)が対立,皇子は馬子側についた。穴穂部皇子と守屋が殺された後,用明2年即位し,倉梯(くらはし)宮(現,奈良県桜井市倉橋)を営んだ。しかしのち馬子と対立し,崇峻5年馬子の送った刺客の東漢直駒(やまとのあやのあたいこま)に暗殺され,即日埋葬された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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