朱雀大路(すざくおおじ)
朱雀路・朱雀道とも。京の中心街路。朱雀門を北端に,羅城門を南端にし,京を東の左京と西の右京に二分する。初見は「続日本紀」和銅3年(710)1月条だが,難波京・藤原京にも存在した。宮城の正面に位置する重要な街路で,さまざまな儀式・仏事などが営まれ,維持・管理にはとくに注意が払われた。規模は「延喜式」に詳しいが,発掘調査によると藤原京で両側溝心々間距離は約24m,路面幅約18m,平城京で両側溝心々間距離は約73.4~74m,路面幅約67.3mである。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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