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末吉孫左衛門(すえよしまござえもん)

生没 1570~1617.3.26 近世初期の豪商・銀座頭役・朱印船貿易家。諱は吉安(吉康),法名は道円。勘兵衛の後継者で,摂津国平野の代官。徳川家康の庇護のもと銀座頭役として銀貨の鋳造を行い,大坂の陣の功績により河内国志紀・河内2郡の代官に任じられ,世襲した。朱印船貿易家としても活躍。幕府の要人本多忠勝・土井利勝・板倉重政や以心崇伝(いしんすうでん)らと親交をもち,有数の政商として初期の幕府の流通政策に重要な役割をはたした。経営活動の根幹は,廻船業を介しての交通手段の支配にあった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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