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依代(よりしろ)

神霊がよりつくもの。祭ごとに来臨すると考えられた神が,これを媒体にして来臨する。山岳・樹木・岩などの自然物や,幟(のぼり)・御幣(ごへい)・神輿(みこし)・山車(だし)などの祭具,案山子(かがし)・農具などの生産用具などがあてられる。長野県諏訪地方の諏訪大社をはじめとする神社の御柱(おんばしら)行事にたてる御柱,小正月の行事に飾る作り物,祭場にたてる柴挿しなどの例がある。人間が依代となる場合には憑坐(よりまし)という。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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