寄人(よりうど)
�@朝廷では後院・記録所・御書所・和歌所・院文殿(いんのふどの)に,武家政権では政所(まんどころ)・侍所・問注所におかれた職員の称。上卿(しょうけい)や別当・執事の指揮のもとで,評定によって荘園整理(記録所),訴訟審理(記録所・院文殿・問注所),和歌選定(和歌所)などを行った。�A平安時代,国衙から公田を請作し官物を負担する田堵(たと)でありながら,荘園領主に人的に隷属し所役を奉仕した荘民。11世紀中葉以降,荘園領主の権威を背景に請作公田の荘園化を推進した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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