四辻善成(よつつじよしなり)
生没 1326~1402.9.3 南北朝期~室町中期の公家・学者。号は清閑寺。順徳天皇の孫尊雅(たかまさ)王の子。1356年(延文元・正平11)源姓を与えられる。95年(応永2)左大臣。親王宣下の望みをはたさず辞任。出家して常勝と称する。歌人・古典学者としても知られ,惟良の筆名で「源氏物語」の注釈書「河海抄」とその秘説書「珊瑚秘抄」などを著した。「源氏千鳥抄」は彼の講義を浪速の連歌師平井相助が筆録したもの。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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