吉村寅太郎(よしむらとらたろう)
生没 1837.4.18~63.9.27 虎太郎とも。幕末期の尊攘派志士。土佐国高岡郡津野山郷芳生野村の庄屋吉村太平の長男。12歳で庄屋となり各地の庄屋を歴任。その間志士と交わり,武市瑞山(たけちずいざん)の土佐勤王党に参加し,1862年(文久2)脱藩。寺田屋騒動で捕らえられて土佐へ送還されたが,出獄すると翌年再び上洛し,天誅組総裁の1人となり大和国で挙兵。諸藩軍の追討をうけて苦戦し,吉野の鷲家口(わしかぐち)で戦死。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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