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吉田東洋(よしだとうよう)

生没 1816~62.4.8 江戸後期の高知藩士。馬廻格200石取りの正清の四男。名は正秋。東洋は号。1842年(天保13)船奉行,44年(弘化元)藩主によるおこぜ組発足にともない郡奉行となるが,翌年病気のため辞職。辞職中建白書「時事五箇条」をまとめ法制整備・人材登用などを提案。新藩主の山内豊信(とよしげ)により大目付に任じられ,53年(嘉永6)8月,ペリー来航時の米国国書に対する高知藩の意見書をまとめる。54年(安政元)免職。この間,土佐国長浜に小林塾を開き,後藤象二郎・岩崎弥太郎らを集める。57年復職し,安政改革を主導するが,公武合体的な志向から土佐勤王党に殺害される。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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