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吉田家(よしだけ)

卜部(うらべ)氏。吉田神社の神職として古くから活躍し,南北朝期の兼熙(かねひろ)のとき吉田を家名として堂上(とうしょう)に昇った。室町中期に兼倶(かねとも)が唯一神道を唱道し,神祇伯白川家に対抗しうる存在となった。近世に入り,兼見(かねみ)が吉田社内に神祇官の神殿をおく勅許を得て勢力を拡大。地方の神職に対して葬祭免許を授与する特権をもち,絶大な影響力を行使した。江戸時代の家格は半家。家禄は766石余。維新後,良義のとき子爵。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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