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芳沢あやめ(よしざわあやめ)

生没 1673~1729.7.15 歌舞伎俳優。元禄~享保期の京坂の名女方。俳名春水。屋号は橘屋。1698年(元禄11)に演じた「傾城浅間嶽(けいせいあさまがたけ)」の傾城三浦が出世役となり,享保期には空前の格づけを与えられた。写実的な地芸にすぐれ,女方芸の大成者とされる。芸談集「あやめぐさ」は著名。芸名は文化期の5世まで伝えられる。2世・3世は初世の長男と四男。4世は初世の次男山下又太郎の門弟で2世の養子となった。5世は3世の子。いずれも各時代を代表する女方。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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