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吉川惟足(よしかわこれたり)

生没 1616.2.28~94.11.16 姓は「きっかわ」,名は「これたる」とも。江戸前期の神道家。吉川神道の創始者。初名は元成で惟足・従時(よりとき)と改名,尼崎屋五郎左衛門と称し,号は視吾堂(あれみのや)・相山隠士。武士の家系の出身で,江戸日本橋の商家に養子に入って家業をついだが,業績が芳しくなく鎌倉に隠居。1653年(承応2)萩原兼従(かねより)に入門し,唯一神道の口伝(くでん)を伝授されて江戸で一派を開き,将軍徳川家綱や会津藩主保科正之らに講説を行った。著書「神代巻惟足抄」「中臣祓聞書(なかとみのはらえききがき)」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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