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横穴墓(よこあなぼ)

丘陵斜面や崖面を水平方向に掘って羨道(えんどう)と玄室を造ったもの。入口前面には,墓前祭祀の場と考えられる前庭部を造る。九州北部で5世紀後半に出現し,6~7世紀には各地で造られた。横穴式石室と同様,多葬を基本とした家族墓の性格をもつ。群集墳と同じく群をなして存在する。副葬品は若干の武器・装身具をもつものがほとんど。絵画・彫刻などの装飾をもつものもある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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