陽成天皇(ようぜいてんのう)
生没 868.12.16~949.9.29 在位876.11.29~884.2.4 清和天皇の第1皇子。名は貞明(さだあきら)。母は藤原長良(ながら)の女高子(たかいこ)。2歳で皇太子に立ち,876年(貞観18)清和の譲位をうけて践祚した。883年(元慶7)陽成は殿上で殺人事件をおこし,翌年17歳で退位に追いこまれた。皇位を失ったのちも,元来は正統の地位にあったとの意識をもち続けたようであり,宇多天皇を「家人」とよんだとも伝えられる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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