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柴田勝家(しばたかついえ)

生没 ?~1583.4.24 織豊期の武将。織田信長の老臣で,近江・北陸侵攻に戦功をあげ,1575年(天正3)北庄(きたのしょう)(現,福井市)城主となる。越前国支配を許され,府中三人衆の前田利家・佐々成政・不破光治が目付として入封し,金森長近も指揮下に加わった。領内では検地や農民から武器を没収するなど,一向一揆に対する諸政策を断行し,80年には加賀一向一揆を事実上平定。さらに信長の北陸侵攻の中核として越後の上杉景勝に対した。82年本能寺の変後,信長の後継者争いで,豊臣秀吉との対立を深めた。翌年賤ケ岳(しずがたけ)の戦秀吉に敗れ,北庄城で夫人小谷(おだに)の方(信長の妹)とともに自刃。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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